専門家・コンサルならではの視点を学べる

自社のみで取り組む場合、どうしても経営者やスタッフの方たちだけの視点で物事を考えがちです。しかし、それでは視野が狭くなってしまい、見逃しや誤りが生じる可能性もあります。HACCPの専門家・コンサルに相談した場合、プロならではの視点でHACCPの導入に取り組めるようになります。客観的な視野で問題を洗い出し、最良のHACCPシステムをくみ上げるのに、専門家・コンサルの知識は役立ちます。

衛生管理の意識を高められる

衛生管理は重要なものですが、おろそかになりがちです。専門家・コンサルは、食品衛生に関するウイルスや菌の知識をはじめ、あらゆる関連知識を網羅しています。専門家・コンサルが的確な指摘を行うことで、衛生管理の意識をより高めることができます。

HACCPの専門家・コンサルを利用しないデメリットとしては、以下のような項目が挙げられます。

見落としが生じる可能性がある

食品を製造する過程において、注目しなければならないポイントは数多いです。HACCPの導入を目指すのであれば、製造過程のどこに危険な個所があるのかを見極めて、システムを構築していく必要があります。しかし、その工程は簡単なものではなく、注意していたとしても見落としが生じる可能性はあるでしょう。

HACCPの導入に手間取る

HACCPチームのリーダーを育成するには、かなりの時間が必要となります。自社のみでHACCPの導入に取り組む場合、かなりの人件費を使いながらも地道に育成しなければなりません。専門家・コンサルを利用した場合、的確なアドバイスをもらえるため、導入にかかる負担を軽くすることができます。

話しやすい相手かどうか

HACCPの導入に向け、専門家・コンサルと二人三脚で取り組むわけですから、当然話を密に行う必要があります。コミュニケーション能力が不足している専門家・コンサルに依頼してしまうと、思うように話が進まず困ったことになります。知識はもちろん大切ですが、それだけでなくコミュニケーションしやすいかどうかにも注目しましょう。

適切な料金で対応してくれるかどうか

専門家・コンサルに依頼する場合、どのくらいの費用がかかるのかも確認しておきたいところです。かかる費用は、相場と比べて高すぎても安すぎてもいけません。高すぎる場合は、儲けばかりを重視している可能性があるため要注意です。逆に安すぎる場合、サポートの内容があまり充実していない可能性があります。

料金はサポートの内容によって変動するため、適切な料金なのかを判断をすることは難しいでしょう。しかし、数社に見積もりをすることで、相場がある程度わかります。依頼の際は、数社に見積もりをして比べてみるとよいでしょう。